好きな女性を守りたい「ゴースト~ニューヨークの幻~」

好きな女性に好かれたいと思うのは
男女共に共通した想いだと思います。
男女別に言えば女性は、
好きな男性に
大切に扱われていたいと思うものです。
そして自分も相手の男性を大切にし、
その均等が取れている関係を
ベストな恋愛関係だと考えるものです。

では、男性の場合はどうでしょうか。
男性はどちらかと言うと、
女性に対して大切にして欲しい気持ちよりも
好きな女性を大切に守りたいという想いの方が
強い人が多いものです。

好きな女性が困っている時は
自分が何とかしたいし、
落ち込んでいる時は自分が元気付けてあげたい。
そう思うことでしょう。

そしてその役目を
自分以外の他の男性に取られる事を
非常に屈辱に感じ、嫌だと思うものです。
つまり男性は、好きな女性に頼られることで
自尊心満足感を得て
幸せを感じるということです。

そんな「好きな女性を守りたい」という
男性の強い想いが
笑いあり涙ありで表現されている
ゴースト~ニューヨークの幻~」という
1990年の少し古い映画があります。

主人公となるサムとモリーのカップルは、
古い部屋を自らで改装し
ニューヨークで
2人の甘い生活を始めようとしていた
ごく普通のありふれたカップル。

しかしそんな幸せの絶頂期に居る彼等ですが、
強盗に襲われた際にモリーを守ろうと戦ったサムが
不幸にも命を落としてしまいます。
幸せから一気に不幸のどん底に突き落とされたモリー。
しかし、愛する彼女を1人にしてはおけないという
サムの強い愛が
なんと彼を幽霊としてこの世に繋ぎ止めたのです。

しかし不幸は更に続き、
サムを殺した強盗が
今度は残されたモリーの命を狙い始めたのです。
何にも触れられないし誰にも見られない
そんな身体になってしまったサムが
恋人モリーを再度守るために
試行錯誤をしながら行動を起こします。

自分の事は二の次にしてまでも
「好きな女性を守りたい!」という
男性の愛情の強さを知ることが出来る作品です。